明日の人と動物の関係を考える研究会


午前中は、ペンシルベニア大学のジェイムス・サーペル氏の基調講演「人と動物の関係〜福祉の基盤に立って」でした。話は人間の動物観の歴史からで、丁寧な説明でした。動物については国つまり文化によって違う見方になり、キリスト教は「神によって人のために尽くすものとして造られたもので、魂は持ってない」という認識だということです。仏教は動物も生まれ変わるという考えが基盤で、エスキモーやアイヌ民族は食用に殺す時は、動物に敬意を表し儀式を行います。動物も痛み、苦しみ、恐怖などの認知力があることを主張し始めるのは、10世紀以降なんですね。欧米がそんな位置で見ていたのは驚きです。日本のように、食用や実験動物の供養をする習慣はないそうです。午後からは各分科会で、 「動物愛護管理法の改正に向けて」と先程のサーペル氏とはしごをしました。奈良市の保健所獣医師の泉Drは、推進計画作成は義務付けられているが、国環境省は地方の声を無視していると強調されました。動物取扱い業に対しても記録の5年保存の確認を毎年実施しているそうです。奈良市は100施設だそうですが、衛生関係は他にも様々な対応事案があり、人
出不足の自治体は多いだろうということでした。また、多頭飼育の解決にも一件で10ヶ月70回の訪問をしたそうです。それで職員のモチベーションは他の課より低いし、キャリアアップは?など次々と問題点を指摘されていました。今度環境相を要求されているお人は、このような市井の声を聞いてくださいよ。
| 固定リンク

コメント