高齢者とDV「高齢者被害から見えるもの」

DVサポートシステムをつなぐ会・岡山の第8回総会に合わせた記念シンポジウムです。地域包括支援センター竜操サブセンターの萱野氏のコーディネートで、まず地域包括支援センター総センター長神土氏は要支援1、2のケアプランも平成19年は43000件と倍増しているが、虐待の通報があれば出向いて調査をするそうです。昨年の虐待相談で対応したのは86件でうち身体虐待は51件。虐待者は夫6人、息子9人、娘7人、嫁3人、他に妻、孫、弟などです。会陽の里施設長の藤岡氏によると、現在入所者は80人だがショートステイ10床は虐待などの緊急保護として用意してあるそうです。介護放棄の通報があったが、本人からの拒否で分離できず、次に行ったら死亡していたケースもあるそうです。高齢者DVは加害者へのサポートも大切で、暴力の自覚がない、表面化しにくいなど問題があり、近隣住民の協力で虐待の徴候を見逃さないのが大切と話されました。最後に竹内弁護士の事例は、娘からの通報で、父親は後妻と生活しているが衰弱が酷いというもの。お金など妻がすべて握っていたようでだが、若い頃は後妻に暴力を振るってきて、力関係が逆転したケー
スでした。竹内氏は成年後見制度を推薦、高齢者虐待アドバイザー会議を地域で立ち上げる必要性を強されました。フロアから高齢者夫婦と精神障害の息子の家庭の相談をしても、包括センターでは受けられない、と言われた、と言う意見があり、総合相談窓口の必要性を感じました。竹内弁護士の高齢者DVは長い生活の蓄積の中で起きていて、介護の問題もあり、介入しても解決は難しい。と言われたのが印象に残りました。この後総会も無事に終わり、少人数で懇親会も楽しみました。
| 固定リンク
コメント